ペット看護師のカリキュラムを終え、
いよいよ上級ペット看護師のカリキュラムに突入した野間です。
平成29年度の日本小動物獣医師会の調べによると
ワンちゃんの平均寿命は14.19歳で
この25年で約1.5倍も寿命が延びてるそうです。
ちなみに大型犬より、小型犬の方が寿命が長いとされており
小型犬だけの平均寿命で言えば15歳、人間の年齢で約76歳です。
人間同様、ワンちゃんの世界でも高齢化が進んでいます。
愛犬家としては
我が子たちが長生きしてくれるのは嬉しい限りですが、
高齢化に伴いワンちゃんも認知症の発症率が高くなります。
(特に柴犬、秋田県、北海道犬は認知症になりやすいとされています)
こんな症状が見られたら、認知症を疑ってください⬇︎
- ふらふら歩く
- 円を描くようにぐるぐる回る
- 夜鳴きする
- 徘徊する
- 攻撃的になる
- トイレを失敗するようになる
- 食欲不振・食欲増加
- 飼い主の顔が認識できなくなる
- 壁に頭をつけて吠える
【対処法】
◎ふらふら歩く
お散歩の時はハーネスを使いましょう。
ハーネスに近いところを持てば胴体をしっかり支えられて
転倒防止になります。
また、後ろ足が踏ん張れないようであれば
ウォーキングベルトもオススメです。
◎ぐるぐる回る・徘徊する
回りながら歩いて家具などに体をぶつけて怪我をする恐れがあります。
そばにいられない時はバスマットなど弾力性があるもので円形サークルを作ってゲージの中に入れ
その中で行動させるようにします。
◎夜鳴きする
昼間に適度な散歩や日光浴をさせると体内時計が修正され
夜にぐっすり眠るようになります。
ただ、体の痛みや体調不良で鳴く場合や寂しがって鳴く場合もあります。
体調に異変が見られれば病院へ、そばにいれば鳴き止むようであれば添い寝してあげてください。
◎攻撃的になる
攻撃的になるのは不安や心配の裏返しです。
優しく声をかけてあげてください。
不意に体を触るのはNGです!
◎トイレの失敗
認知症によるトイレの失敗は叱ってしつけられません。
紙おむつを使うか、寝床にペットシーツを敷いておきましょう。
◎食欲不振
食欲増加より、食欲不振の方が問題です。
2日間以上食べないことが続くのであれば
ウエットタイプのフードを上顎にくっつけて強制摂取させます。
フードを36〜40度に温めてあげると食欲がUPします。
シリンジを使い、口の脇から注入する方法もあります。
チワワのオアシスのドッグマッサージは、動物理学療法に基づいたマッサージの為
認知症の予防効果だけでなく
オキシトシン、エンドルフィン等のホルモン分泌を促進することで
気持ちを落ち着かせたり、痛みを緩和させたり、
認知症の進行を遅らせる効果も期待できます。
本当は認知症になる前に予防ケアをして欲しいですが
認知症になってしまっても諦めないで
チワワのオアシスのメディカルドッグマッサージをお試しください!
※認知症になるような歳じゃないのに、認知症に似た行動をする場合は
脳に腫瘍などの疾患がある場合がありますので、病院で検査してください。